社員インタビュー

開発研究本部 オストミーケアグループ
沓掛 裕美

開発研究本部 ウンドケアグループ
石川 猛

「病気の人を助けたい」という気持ちを、
形にして届けられる仕事です

■アルケアに入社した動機を教えてください

石川

大学で化学を専攻し、アルケアに入社して5年です。もともと医療に興味があり、就職活動の最初の頃は医療材料系のメーカーを考えていました。そのうち材料ではなく医療用製品のメーカーもいいなと思うようになり、自分が関心ある「皮膚」に用いる製品を作っているアルケアにしました。今は弾性ストッキングや弾性包帯の開発を担当しています。

沓掛

入社18年目です。アルケアを選んだ理由は、子供の頃から思っていた「病気の人を助けたい」という気持ちを、形にして届けられることがいいなと感じたからです。それから、研究所が都内にあるというところも魅力的ですね。事業企画-営業-工場など、製品化に必要な部署とのコミュニケーションが迅速に行えます。また都内には病院もたくさんありますから、医療従事者のお話をお聞きするのにも便利です。
入社以来一貫してストーマ(人工肛門・膀胱)ケア製品の開発を担当し、現在はストーマケア製品開発グループのマネージャーです。

■開発職のやりがいはどういう時に感じますか

石川

いろいろありますが、中でも自分の気づきをもとに開発テーマとして提案できることですね。提案がすべて採用されるわけではありませんが、「自分にしか気づかないものがある」というアンテナ感度を高める意識が生まれます。こういうことができるのは中堅企業ならではのメリットかもしれません。

沓掛

そうですね。アルケアの規模でしたらニッチなテーマも製品化するチャンスがあります。また開発者の人数も大手に比べれば少ないですから、若いうちから製品開発プロセスに携われるチャンスがあります。

石川

もちろん、大変だなと思う時もあります。たとえば、設計通りにものができたかどうかを評価する段階ですね。最近担当した弾性包帯では、一定の張力があるかどうかを確認するために10センチ平方の包帯の目の詰まり方をルーペで数えるという、地味な作業を繰り返しました。毎日毎日小さな布地の目を数えるわけです(笑)

沓掛

わかるわかる(笑)。その開発テーマは、もともと前任者から引き継いだものでしたよね。

石川

そうなんです。最初は与えられたテーマでしたが、自分が引き継いでからの気づきもあり、しだいに自分のオリジナルと感じられるようになっていきました。どうすればよい製品ができるだろうかという思いがどんどん大きくなり、現場ヒアリングを通じて「いま自分が開発しているものは、本当に必要なものなんだ」と思えた時、何としても製品化するぞという確信に変わりました。

沓掛

そこ大事だよね。開発担当者として自分のオリジナルにできるかどうかは、いわば気持ちを込めるということで、その違いは製品の完成度にも必ず現れてきます。石川さん、ふだんはクールだけれど実は熱いものを持っているんだねー(笑)開発に集中すると自分の手元だけに意識が向きがちだけれど、本当にこの製品を現場に届けたいと思ったら、実際に使ってもらう現場のことまで考えられるようになるよね。

■開発の仕事とはどのようなものですか

沓掛

アルケアには、品質と安全性を満たしながらスピーディに製品化するためのしくみがあります。ニーズ調査から市場に出す段階まで、複数段階のチェックがあります。毎回のチェックを通らないと次の段階に進めないのですが、結局このやり方が速いです。

石川

特に試作品を作る段階ではかなり製造現場に入り込みます。社内外の関係者との打ち合わせは頻繁に行い、お互いの「ここまではできる」「これは実現が難しい」という点について熱く議論することもあります。どんな仕事でもそうだと思いますが、相手に顔を覚えてもらって、ムリを頼んだり頼まれたりできる関係になると、仕事もスムースですね。開発にもコミュニケーション力は大切です。

沓掛

よく学生さんから、「自分が学んだことはアルケアで活かせますか」と聞かれるんですが、アルケアに限らず、学んだことが社会でそのまま使えることってほとんどないと思っています。だから仕事に就いてから、日々自分で勉強していくんです。でも基本的なこと、例えば理系だったら実験計画の立て方とか、論理的な思考方法とか、そういう基礎を学生時代にしっかり身につけることはとても大事ですね。

石川

「自分が学んだことは活かせますか」という質問、わかる気がします。自分がなにをやりたいかがわからないうちは、社会に受け入れられるかどうかが不安なんです。でも基礎知識があれば、仕事をやりながら知識を深めることはできますから、やりたいことを見つけて、やりたいという気持ちをぶつけてきてほしいですね。そのほうがアドバイスもしやすいです。

■今後の目標を聞かせてください

石川

今は目の前のことに必死に取り組んでいますが、たくさん経験を積んで広い視野を持ち、自分からもっとどんどん提案できるようになりたいです。

沓掛

私は女性であり、開発者であり、管理職であり、母であり、妻でありといろいろな視点を持っています。そんな私ならではのやり方で、担当事業全体を見渡す役割を果たしたいです。後輩の女性開発者が、「あ、こんなやり方で仕事と家庭を両立する選択肢もあるんだな」と思ってもらえたらうれしいです。社長からは「強くしなやかに沓掛さんらしく活躍して」と言われています(笑)