知ってトクする豆知識:肘編

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知ってトクする豆知識:肘編

肘関節構造

肘関節は、3つの骨が組み合わさって、体・肩の動きと手・指の動きを連絡する関節です。肘の周りには、肘を動かず筋ばかりでなく、手・指の曲げ伸ばし、腕の回内(手の甲が内側に向く)・回外(手の甲が外側に向く)に働く筋もあり、これらの連携によって細やかな腕の動きを生み出しています。特に外側上顆(肘の外側の隆起)には重要な筋が合体して付着しています。

肘関節構造

肘関節の機能障害

テニス肘というのは俗称で上腕骨外側上穎炎といい、テニスに由来するものは10〜15%程度と言われ、実際にはラケットやクラブを持つ競技、またスポーツ以外の原因でも起きることが多い傷害です。


(外側 型)

バックハンドテニス肘とも言われるテニス肘の典型例です。上腕骨外側上穎(肘の外側の隆起)から出ている短橈側手根伸筋は、常に手首を支え酷使されている筋で、違和感の主体となります。


イメージ:肘の違和感・外側型


(外側型の発生例)

  • テニスプレーヤー
  • 女性
  • 中年以降

(内側 型)

フォアハンドテニス肘とも言われますが、テニスではあまり症例は見られません。肘の内側に症状があり、上腕骨内側上顆(肘の内側の隆起)と、そこにつく屈筋群の腫れや圧痛がみられます。


イメージ:肘の違和感・内側型


(内側型の発生例)

  • テニスプレーヤー
  • ゴルファー
  • 中年以降

肘トラブルにはいくつかありますが、手首から肘につながる筋肉の酷使や疲労からくるものもあります。過剰な衝撃が手首の背側にかかったり、疲労で筋肉の柔軟性が失われていたりしていると、衝撃が筋肉で吸収されず、骨との接続部に直接かかってしまいます。これはラケットスポーツなどで多いと言われていますが、日常生活でも起きやすい状態です。この状態から肘を守るには、トラブル部分をまずは安静に保つこと。練習量を減らして休ませたり、トラブル部分にかかる衝撃を手前でシャットアウトする装具をつけたり、とにかく衝撃が肘にかからないようにすることが大切です。また筋肉疲労を早く起こさないように、同時に筋肉を鍛えることも重要です。

イメージ:肘関節のトラブル