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ニュースリリース

2023年9月 4日

人目を気にせず温泉に浸かりたい!オストメイト※1のニーズをサポート 東京大学教授が錯視デザイン監修をした、ストーマ装具※2を目立せない・濡らさない入浴用シール〈バスラック®シール〉※3を新発売

アルケア株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:伊藤 克己、以下「アルケア」)は、オストメイトの快適な入浴をサポートする入浴用シール〈バスラック®シール〉を202394日に発売することをお知らせいたします。

アルケアは、創業以来「親切な製品をつくること」を志し、ケアをする人・ケアを受ける人の潜在的なニーズを察知して磨き抜かれた製品・情報・サービスを提供し、ケアの可能性を豊かにしていく「ベストケア」創造企業です。
国産初のストーマ装具開発メーカーであるアルケアのストーマ領域では、オストメイトの「自分らしい未来(あした)を応援する」というコンセプトのもと、ストーマケアで必要とするストーマ装具のみならず、日常生活をサポートする製品やサービスをカタチにし、オストメイトの生活を生涯にわたって支援することを目指して事業を展開しています。

バスラックシール商品画像


※1  さまざまな病気や事故などにより、お腹に排泄のための「ストーマ(人工肛門・ 人工膀胱)」を造設した人
※2 ストーマから排出された排泄物や分泌物をためる専用の装具のこと
ストーマ装具は排泄物をためておくストーマ袋(パウチ)と、ストーマ袋をお腹に粘着させる面板から構成されている
※3 特許取得

商品開発の背景~入浴に関するオストメイトの課題とニーズ~

オストメイトは、ストーマ装具の交換を行う排泄ケア時を除き、入浴や就寝時などを含め常にお腹にストーマ装具を装着する必要があります。このような背景もあり、アルケアの発行するオストメイト向け無料情報誌「向日葵(ひまわり)」が実施した「日常生活の困りごと」に関するアンケート※4でも、「入浴」は第2位になっています。また、「特集記事として読んでみたいと思うテーマ」に関するアンケート※5で、「温泉や大浴場の入り方」が第2位にあがりました。さらに、第9回オストメイト生活実態基本調査報告書※6によると、オストメイトの公衆浴場や旅館・ホテルにおける大浴場の利用状況について、65.3%が利用しないと回答しており、その理由としては「他人の目が気になる」「他の人の迷惑になるのを避けたい」「装具交換等が面倒である」「入浴を断られた」などが挙げられています。
また、アルケアのお客様相談室に寄せられた入浴に関するお問い合わせは20227月~20234月の10カ月間で120件あり、入浴方法や入浴に適したストーマ装具、温泉に行くためストーマ装具を目立たせないツールについてなど、入浴に関するニーズを多くいただいております。
これらの結果から、オストメイトの方々の入浴に関する課題意識・ニーズが高いことがわかります。
課題・ニーズの双方をお受けし、「ストーマ装具を目立たせたくない」「人目を気にせず入浴を楽しみたい」というオストメイトの想いに寄り添いサポートする入浴用シールの開発に至りました。

日常生活の困りごとに関するアンケート特集記事として読んでみたいと思うテーマアンケート

4 調査方法:オストメイト向け無料情報誌「向日葵」内のアンケート用はがき、調査期間:20208月~10月、調査対象:オストメイト向け無料情報誌「向日葵」購読者(N=734・複数回答)
5 調査方法:オストメイト向け無料情報誌「向日葵」内のアンケート用はがき、調査期間:20223月~7月、調査対象:オストメイト向け無料情報誌「向日葵」購読者(N=942・複数回答)
6 出展:オストメイトの生活と福祉(令和411月) 公衆浴場や旅館・ホテルにおける大浴場の利用状況(N=3,930・複数回答)

商品特長

ストーマ装具を目立たせない「目隠し機能」と濡らさない「防水機能」で、温泉やご自宅などでの快適な入浴をサポートします。
1.錯視効果に着眼し、視覚情報処理研究で著名な東京大学大学院 四本 裕子教授による錯視デザイン監修
  ストーマ装具の凹凸が最も目立ちにくかった「まだら模様」を採用
日本公益社団法人日本オストミー協会の全国大会にて、アルケア社員が毎月温泉を訪れるオストメイトの方から「温泉ではタオルでストーマ装具部分を隠すかミニパッド※7を使用するが、ストーマ装具用入浴シールを貼るとかえって目立つ。」と自宅外での入浴時の課題をお伺いしました。そこで、既存品の「入浴時にストーマ装具を濡らさない」という機能に加えて「ストーマ装具を目立たせない」ニーズに応えるための商品開発に着手しました。
厚みのあるストーマ装具の上からシールを貼ると、どうしても凹凸が出るため盛り上がった部分が目立ってしまいます。これを改善するために着目したのが、「錯視※8効果」です。
視覚情報処理研究で著名な東京大学大学院 四本 裕子教授(当時、准教授)に、ストーマ装具を目立たせない錯視デザインの監修を依頼しました。
シール表面のテクスチャ(外観)について、クレーター錯視・ランダムドット・色平均化など複数のテクスチャにて実験検証し、ぼかし効果のある「まだら模様」が凹凸を最も目立たせない結果となり採用に至りました。

※7 1987年に発売したアルケアのストーマケア商品(入浴時など短時間のストーマの保護に適した入浴用パッド)
※8 視覚に関する錯覚のこと

様々なデザインを検討し、最も凹凸が目立たなかったまだら模様を採用 バスラックシール装着前/装着後



開発者からのコメント
ヒトの視覚特性に関する研究技術を活かし、ストーマ装具の凸凹を目立たなくさせることを目的として100以上のテクスチャ模様の候補を検証し、本商品のテクスチャ模様が完成しました。さまざまな肌の色に馴染むため、多くのオストメイトの方々の課題解決につながるものと考えております。
東京大学大学院 四本 裕子教授




東京大学大学院_四本裕子教授_顔写真

開発当初はまだら模様を印刷しようとするとベージュ1色になってしまいましたが、3年間かけてデザインの修正や印刷方法の見直しを行い、まだら模様を再現することができました。また、オストメイトの方に人目を気にせずにリラックスして入浴いただきたいという想いから「リラックス」という単語を組み入れた商品名としました。オストメイトの入浴を支援する商品になることを目指しております。
アルケア株式会社 ウンド&オストミー研究開発部 菅原 瑞希

アルケア株式会社_ウンド&オストミー研究開発部_菅原瑞希_顔写真



2.オストメイトに寄り添った親切な設計
(1)〈バスラック®シール〉貼付前にストーマ装具をコンパクトに固定する仮留めシール付き
〈バスラック®シール〉でストーマ装具を覆う前に、装具をコンパクトに固定することで〈バスラック®シール〉本体の貼り付けをしやすくしています。
(2)テープの粘着面同士がくっつきにくい剥離紙の分割設計
剥離紙を順にはがしていくことで、ストレスなく貼り付けることが可能です。
(3)ストーマ装具が濡れにくい防水性
装具全体を覆って濡らさない防水機能で、装具を乾かす手間を減らせます。
(4)角質がはがれにくい粘着剤を採用し、肌負担の少ない仕様を実現
肌からはがす際に、肌表面の角質がはがれにくい粘着剤を採用しました。皮膚の動きに合わせて基材が伸縮し、肌への負担が少なくなっています。

(1)(1)〈バスラックシール〉貼付前にストーマ装具をコンパクトに固定する仮留めシール付き(2)(2)テープの粘着面同士がくっつきにくい剥離紙の分割設計

(3)
(3)ストーマ装具が濡れにくい防水性  (4)(4)角質がはがれにくい粘着剤を採用し、肌負担の少ない仕様を実現 自社従来品粘着剤とバスラックシール粘着剤の比較イメージ図

商品概要

バスラックシール商品概要

オストメイトの「自分らしい未来(あした)」を応援するために、日々のストーマケアだけでなく「生活支援」を目指す

アルケアは、1965年に国立がんセンターの看護婦長(当時)からの要請により国産初のストーマ装具「ラパック」を開発しました。そこから約60年、現在アルケアのストーマ領域では、オストメイトの「自分らしい未来(あした)を応援する」というコンセプトのもと、ストーマケアで必要とされるストーマ装具のみならず、オストメイトの生活を生涯にわたってサポートする「オストメイトの生活支援」を目指し、事業を展開しています。ストーマ造設前と変わらない日常生活を送っていただくためのケア用品や肌着などのラインアップの拡充に加え、情報・サービスの提供の強化を図っております。
オストメイトは、がんを含めたさまざまな病気などにより、ストーマを保有することで心身ともに大きな変化を経験されますが、「自分らしく生きること」を大切にされていると感じております。私たちは、そのような希望や想いを大切に受け止め「今日よりも、明日をよくしたいと思っているケアをする人とケアを受ける人」を支えられる、製品・情報・サービスを研ぎ澄ましていきます。
アルケアは、これからもオストメイトの方々に寄り添い、お声を聴きながら多様なライフスタイルへの選択肢や可能性を提供し、誰もが自分らしく生活できる社会の実現に貢献してまいります。

アルケア株式会社について

アルケア株式会社は、1953年に国産初の石膏ギプス包帯「スピードギプス」の開発・製造に成功し、1955年に創業しました。ケアをする人・ケアを受ける人の双方にとって「親切な製品をつくる」という創業当時の想いはそのままに、現在は予防から社会復帰にいたるまで、ケアをプロセス視点で捉え、整形外科領域、褥瘡・創傷領域、ストーマ領域、看護領域の4つの専門領域で事業を展開しています。「ケアすることの可能性をもっと豊かに。ケアを受けることをもっと前向きに。」アルケアは、そんな明日の形を見据えて、磨きぬいた製品や情報、サービスを社会の隅々にまで広げてゆきます。

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