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2025年12月 1日

VR体験を通じ、心に寄り添い、配慮ある「当事者視点」を醸成する社内研修を実施しました

アルケア株式会社(以下、アルケア)は、「ベストケア創造企業として健康で豊かな医療福祉社会を実現する」という企業ミッションのもと、障害の有無に関わらず誰もが健やかで自分らしく生きられる社会に向けた取り組みを行っています。その一環として10月を「障害・疾患の理解を深める月間」と定め、障害を抱える社員自身が社員に向けて講演を行うなど、「心のバリアフリー※」に向けた全社的な啓発活動を2022年より毎年実施しています。

2025年度は、認知機能の低下により、記憶力・実行機能などに課題を抱える方々への理解を深めるとともに、相手の状況を自分ごととして捉える視点を育むことを目的に外部講師によるVRを用いた社内研修を実施しました。また、この取り組みは思い込みや決めつけといった「見えない障壁」をなくすことの重要性についても取り上げています。

全ての人が平等に参加できる社会や環境について考え、必要な行動を続けること
 アルケアは、令和5年度 東京都「心のバリアフリー」好事例企業として決定、取り組み事例が公表されています
 https://www.alcare.co.jp/news/release/20240325.html

VRを活用した体験型プログラムを通じて、認知機能に課題を抱える方が日常の中で直面しやすい戸惑いや負担について、これまでとは異なる「当事者の視点」から考える機会となりました。

体験後の共有セッションでは、参加した社員より「相手の立場に立って考えることの難しさと重要性を実感した」、「日々のコミュニケーションにおいて、自分の言動が相手にどう受け取られるかを改めて意識したい」といった声が寄せられ、理解の深化に加えて行動変容につながる気づきが生まれています。目の前の人が抱える不便や不安に気づき、その言葉にならない想いに寄り添うことが、安心につながる関わり方であることをあらためて実感する研修となりました。

今後もアルケアは、一人ひとりが相手を想い、寄り添い、誰もが健やかで自分らしく生きられる社会の実現に向けて、社内外の理解を深める啓発活動に取り組んでいきます。

VR認知症研修の様子