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ニュースリリース

2026年7月23日

カテーテル固定専用キット〈フィックスキット®・PV 小児〉 新発売に伴い、新生児内科医登壇のメディア向けラウンドテーブルを開催 ~「確保した1本の点滴ルートを守りたい」医療現場の切実な声に応え、小児医療の課題解決へ~

アルケア株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:伊藤 克己、以下「アルケア」)は、0歳以上の小児の患者さんを対象にしたカテーテル固定専用キット〈フィックスキット®・PV 小児〉の新発売を機に、患者さんやご家族の身体的・心理的負担および医療従事者の業務的・精神的負担の現状と、その課題に対して技術面からどのようにアプローチし、製品開発へつなげたかを紹介する「メディア向けラウンドテーブル」を2026年6月10日(水)に開催しました。
本ラウンドテーブルでは、製品開発時に知見をいただいた医療法人財団順和会 山王病院 新生児内科 NICU副部長(本製品開発時:国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター 新生児科 医長)の塚本 桂子先生にも登壇いただき、アルケアの担当者とともに小児・新生児医療現場が抱える切実な現状や課題、本製品の開発背景についてのトークセッションや、開発者による製品のデモンストレーションを実施しました。

※ カテーテル被覆・保護材/一般医療機器/医療機器届出番号:13B1X00207000080

メディアラウンドテーブル登壇者3名の画像

創業70周年を迎えたアルケアの「ケアをする人と受ける人双方の視点」でのものづくり

主催者挨拶では、アルケア株式会社 商品戦略部 副部長の村山 研より、会社概要と事業領域について紹介しました。1955年の創業から2025年で70周年を迎えたアルケアの「ケアをする人とケアを受ける人、双方の視点に立ったものづくりの原動力を皆さまにぜひご実感いただきたい」と語り、医療現場と患者さんに寄り添いながら、医療安全に貢献していくことを、看護領域の事業コンセプトとして示しました。

登壇者 商品戦略部副部長

塚本 桂子先生とアルケア担当者が語る、小児医療の過酷な現状と開発の軌跡

トークセッションでは、製品開発において臨床現場の視点から多くの知見をいただいた塚本 桂子先生と、アルケア株式会社 商品戦略部の柿沼 知美が登壇し、医療現場の課題や製品誕生の裏側について語りました。
塚本先生は、少子化や看護師の人材不足が進む一方で、周産期・新生児医療の進歩によって、低出生体重児や重症児の救命率が向上し、専門的で高度な医療を要する子どもたちが増加している日本の小児医療の現状を解説。その上で「小児の場合は成人と異なり、1本の点滴で命を救える子がいる一方、点滴が確保できないことで命を落とす場合もあり得る」と点滴の重要性を強調しました。しかし、小児は体動が多く、皮膚が脆弱であるため、成人用固定テープを切り貼りする手作りの固定ではケアの標準化が難しく、点滴漏れや皮膚トラブルの発見が遅れるという課題があったと解説いただきました。

登壇者 塚本先生と商品戦略部担当者

続いてアルケア 柿沼より、本製品の開発に至った経緯を語りました。開発のきっかけは、医療関係の学会において塚本先生が「小児専用の固定用テープを作れないか」と各企業の展示ブースで熱心に打診されていたことだと明かし、「現場のリアルな状況をお聞きする中で、塚本先生の『小さな命の"1本の点滴ルート"を確実に守りたい』という言葉に胸を強く打たれました」とコメント。「これほどまでに現場が困っており、子どもたちの命に直結する切実な課題があるならば、小児用の製品の知見がなくとも医療機器メーカーとして応えたい」と、塚本先生の強い想いを受け、幾度もの試行錯誤を重ね、製品化に至ったと語りました。

本製品の開発を振り返り塚本先生は、「漏れてしまう点滴をなんとかしたいという思いだけでここまでやってきた。アルケアの皆さまが真摯に耳を傾け、複数回にわたるプロトタイプの作成・検証・改良を行ってくれた結果、このような形となって大変嬉しく思う」と開発の苦労と完成の喜びを語り、製品化への深い感慨をにじませました。

製品デモンストレーションを実施し、実際の固定力や使いやすさを体感

後半では、アルケア株式会社 商品開発部の赤岩 裕士より、製品の技術的アプローチについて解説を行いました。カテーテルの下部に設置するクッション材付きベーステープによって、カテーテルと皮膚の間を360度固定する技術や局所的な圧を分散する設計、透明な窓部分のウレタンテープによる刺入部の観察性といった特長を紹介しました。 
また、製品の使用手順についてのデモンストレーションも実施し、製品サンプルや実寸大の小児(3歳1カ月児)の前腕が掲載されたカタログを用いて貼付を試す中で、メディアの皆さまにも実際の固定力や使いやすさを体感していただきました。

登壇者 商品開発担当

「このキットの先には、より良い小児医療がある」子どもたちの安全と医療の未来を目指して

最後に塚本先生に再び登壇いただき、「本製品は、画期的な新薬の開発や大きな医療機器の発明ではない。ほんの小さな、小児のカテーテル固定専用キットだが、そこには子どもたちの安全と健康、ご家族の安心と信頼、そしてより良い小児医療への思いが込められている。大きな責任とプレッシャーを抱えながら働く看護師の業務負担を少しでも軽減し、浮いたその時間を、子供たちやご家族への質の高い小児看護のために活用できるようになっていくと信じている。」と力強く語っていただきました。

所属および肩書は、メディア向けラウンドテーブル開催当時のものです。

〈フィックスキット®・PV 小児〉概要

発売日:2026年6月19日(金)
https://www.alcare.co.jp/medical/product/nursing/tube-line-fixing/fixkit-pvchild.html

フィックスキット・PV小児 商品概要

〈フィックスキット・PV 小児〉貼付イメージ

【禁忌・禁止】
再使用禁止
本品を感染した部分に使用しないこと[感染を増悪させるおそれがあるため]

〈フィックスキット・PV 小児〉商品キットイメージ

アルケア株式会社について

1953年に国産初の石膏ギプス包帯「スピードギプス」の開発・製造に成功し、1955年に創業しました。ケアをする人・ケアを受ける人の双方にとって「親切な製品をつくる」という創業当時の想いを受け継ぎ、褥瘡・創傷領域、看護領域、ストーマ領域、整形外科領域の4つの専門領域で、現場ニーズを製品・情報・サービスへと具現化し、価値を創出しています。予防から社会復帰に至るまでの医療のケアプロセスを看護から支えるインフラ企業として社会とつながり、「人に寄り添う" かんご "を、世界のスタンダードに。」することを目指して挑み続けてまいります。
看護領域:「ゆとりと安心」を医療現場と共創し、看護師の方々が患者さん中心の看護を実現する
医療の領域に関わらず、全ての治療・ケアに接点をもつ看護領域において、「患者さん中心の看護」を実現するために、「ゆとりと安心」を看護の現場と共創します。それにより、看護の現場で組織的な学びが継続できる環境づくりを支援し、共に考え寄り添いながら看護課題を解決し医療安全に貢献します。

【報道関係者の皆さまのお問い合わせ先】
アルケア株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション課 E-mail :pr@alcare.co.jp

【商品に関するお問い合わせ先】
コールセンター 電話番号:0120-770-863 受付時間:午前9:00~午後5:00(土・日・祝日を除く)