ニュースリリース
2026年5月12日
「看護の日」に考える、2040年を見据えた "患者さん中心の看護" を実現できる環境 〜アルケアは、経験・スキルを問わない手技の標準化ツールを通じ、 「より良いケアの時間創出」と「医療安全の環境づくり」に貢献します〜
アルケア株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:伊藤 克己、以下「アルケア」)は、褥瘡・創傷、看護、ストーマ、整形外科の4つの専門事業領域の一つである看護領域において、医療現場との共創により「ゆとりと安心」を生み出し、看護師の方々が「患者さん中心の看護」を実現できるよう支援しています。
医療・看護を取り巻く社会環境としては、団塊ジュニア世代が65歳以上の高齢者となる2040年に向けて、看護職の人材不足が予測されており、公益社団法人日本看護協会(以下「日本看護協会」)は人々のいのち・暮らし・尊厳をまもり支え続けるための役割や方向性を「看護の将来ビジョン2040」として公表しています。
アルケアでは、5月12日の「看護の日」にあたり、あらためて同ビジョンにおける「看護職一人ひとりのウェルビーイングの重視」や「看護業務の効率化への推進」に貢献していくため、「看護業務の省力化・標準化」のソリューションについて発信します。看護管理者が考える「新人看護師の退職理由」の約4割※1を占める看護実践能力への不安を「誰もが同じようにできる」手技を標準化するアルケアの製品機能でカバーし、同時に持続可能な組織的教育をサポートします。個人のスキルに頼らない「手技の標準化を支援する製品」により、「医療安全」に貢献していくことで、看護師の方々がケアに集中できる環境づくり、持続可能な看護の未来を支援します。
※1 出典:日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」
https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/102.pdf
採用年度末までに退職した新卒看護師の退職理由(看護管理者回答): 「健康上の理由(精神的疾患)」54.6%、「自分の看護職員としての適性への不安」46.6%、「自分の看護実践能力への不安」44.2%
2040年に向けての看護現場を取り巻く現状・今後の課題
日本の医療現場は今、2040年に向けた医療需要の急増と深刻化する人材不足という大きな課題に直面しています。現在、全産業の就業者のうち約40人に1人(約2.5%)※2が看護職(保健師・助産師・看護師・准看護師)として現場を支えていますが、医療や介護を必要とする高齢者が急増するなか、2040年には医療需要の増大に対し、18歳人口の12人に一人が看護職を選択することが必要※3があると試算されています。
専門資格を要する医療従事者は、他産業からの急な人材確保が困難です。限られた人的リソースで医療安全を担保するためには、誰もが一定のクオリティを提供できる必要があり「業務の標準化・効率化」への転換が急務といえます。
※2 出典:厚生労働省「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/22/dl/gaikyo.pdf
出典: 独立行政法人 労働政策研究・研修機構「労働力需給の推計(2023年度版)」
https://www.jil.go.jp/institute/siryo/2024/documents/0284.pdf
※3 出典:公益社団法人日本看護協会「看護の将来ビジョン2040」
とりわけ懸念となっているのが、次代を担う新人看護師の早期離職です。日本看護協会の調査では新卒看護師の離職率は8.2%に達しており、看護管理者が挙げる退職理由として「健康上の理由(精神的疾患)(54.6%)」や「自分の看護実践能力への不安(44.2%)」が上位を占めています※4。
基礎教育・研修を経て本格的な臨床現場の壁に直面するなか、アルケアが特に着目しているのがカテーテル等の固定手技です。チューブ・カテーテル等の取り扱いは、重大な事故につながる恐れもあります。
※4 出典:日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」
https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/102.pdf
多様化・複雑化する医療ニーズに対応するため、現場では確かな実践力を備えた看護師の育成が急務となっていますが、日々の手技指導等の個別対応は、現場の教育・実践に時間を要します。「看護の将来ビジョン2040」のあるべき看護の実現に向けた戦略が示すように、これからの看護職には、「対面で行う直接ケア」という本質を究め、より高い自律性と専門性を持って地域社会のあらゆる看護の拠点で活躍することが求められています。
アルケアは、個人の経験値による技術や質の壁を、手技の標準化を支援する製品をはじめ、情報・サービスで解消することが、病院から地域まで多様な現場で働く看護師の皆さまの専門性をさらに高め、医療安全と持続可能な働き方との両立につながると考えています。
「手技の標準化を支援する製品」の活用がもたらす、現場支援の3つのアプローチ
① 新人看護師への支援:早期の手技習得により技術への不安を軽減
カテーテル固定補助テープは、誰が貼っても皮膚を圧迫しないオメガ固定になる専用設計です。不慣れな手技による心理的負担を軽減し、「標準的なオメガ固定ができた」という早期の手技の習得を支援します。これにより、看護師の皆さまが日々の実践にやりがいを実感できる「看護職一人ひとりのウェルビーイングの重視」の向上に寄与します。
② 指導側となる看護師への支援:指導の「省力化・効率化」による「患者さん中心の看護」の実現へ
言語化しにくい「テープ固定のコツ」などを教えるには時間を要します。貼り方が製品機能で決まっている専用ツールへの移行は、現場の省力化を実現します。指導内容が「手順の確認」へ簡略化されることで手技伝達が円滑化され、生み出された時間で、ベテラン層がより高度な看護判断や、チーム医療をけん引する多職種連携のコーディネートなど、本来の専門性を発揮するための時間創出に貢献します。
③ 地域医療への支援:個人の経験値に依存しない ケアの標準化インフラへ
看護の現場において、誰もが迷わず適切なケアができる「業務の標準化」を実施することは、経験年数に関わらずケアの質を一定に保ち、患者さんの安全(医療安全)を確保することに直結します。さらにこれからの医療は、病院完結型から、地域全体で患者さんの生活を「治し支える」地域完結型医療への転換が加速していきます。訪問看護や在宅医療等、限られた人員で的確な対応が求められる現場において、経験の差を補い、誰が実施しても同等の安全性を担保できる、手技の標準化を支援するアルケアの製品は、これからの地域医療を根底で支えるケアの標準化インフラとしての役割を担います。
手技の統一など誰もが適切なケアを実施できる環境づくりを支援し、「より良いケア」の時間を創出するアルケアのソリューション
アルケアは、個人の経験・スキルを問わず標準的なオメガ固定ができるカテーテル固定補助テープのほか、正しい装着を実現するポジションマーカー付き弾性ストッキングによる術後・安静時のサポートや、ダメージを受けやすい皮膚をすこやかに保つトータルスキンケア、などを提案しています。長年追及してきた手技の標準化や、経験を問わず正しい装着が可能となる工夫、そしてダメージ要因から患者さんを守る先回りのケアにより、事後対応の負担を軽減。誰もが適切なケアを実践できる環境を整え、看護師の皆さまが「患者さん中心の看護」に集中できる時間を創出し、患者さん中心の看護ができる環境づくりをサポートします。
チューブ・ライン固定用品
固定へのこだわりをワンパッケージにした〈フィックスキット®〉シリーズ、カテーテル管理の標準化をサポートする〈クイックフィックス®〉シリーズなど、経験・スキルを問わない手技の標準化をサポートします。



左上図:〈フィックスキット®・PV〉(カテーテル固定専用キット) 一般医療機器/カテーテル被覆・保護材/医療機器届出番号:13B1X00207000056
中上図:〈クイックフィックス®〉(カテーテル固定補助テープ) 薬機法対象外製品(雑品)
右上図:〈クイックフィックス®・N〉(カテーテル固定補助テープ) 薬機法対象外製品(雑品)
弾性ストッキング
日本人の体型データに基づいて設計した医療用弾性ストッキングで、C&G(Compression & Gradation)構造により、臥床など安静時の下肢静脈還流を促進します。高い視認性のポジションマーカーで適切な装着がわかり、動きに追従する生地がシワやずれを抑え、過度な圧迫を低減します。


左上図:〈アンシルク®・プロJ キープケア ストッキング〉(弾性ストッキング)
右上図:〈アンシルク®・プロJ キープケア ハイソックス〉(弾性ストッキング)
[販売名]アンシルク・プロJ キープケア 一般医療機器/弾性ストッキング/医療機器届出番号:13B1X00207000070
スキンケア
ダメージを受けやすい皮膚を考えた、「保清」「保湿」「保護(被膜・撥水・剥離)」のためのスキンケア用品をラインアップしています。



左上図:〈リモイス®クレンズ〉(皮膚保湿・清浄クリーム)[販売名]リモイスクレンズ
中上図:〈リモイス®ラメラ保湿ミルク〉(保湿性スキンケア乳液)[販売名]リモイスラメラ保湿ミルク
右上図:〈リモイス®バリア〉(撥水性スキンケアクリーム)[販売名]リモイスバリア
化粧品 製造販売元:東色ピグメント株式会社
アルケア株式会社について
1953年に国産初の石膏ギプス包帯「スピードギプス」の開発・製造に成功し、1955年に創業しました。ケアをする人・ケアを受ける人の双方にとって「親切な製品をつくる」という創業当時の想いを受け継ぎ、褥瘡・創傷領域、看護領域、ストーマ領域、整形外科領域の4つの専門領域で、現場ニーズを製品・情報・サービスへと具現化し、価値を創出しています。予防から社会復帰に至るまでの医療のケアプロセスを看護から支えるインフラ企業として社会とつながり、「人に寄り添う" かんご "を、世界のスタンダードに。」することを目指して挑み続けてまいります。
看護領域:「ゆとりと安心」を医療現場と共創し、看護師の方々が患者さん中心の看護を実現する
医療の領域に関わらず、全ての治療・ケアに接点をもつ看護領域において、「患者さん中心の看護」を実現するために、「ゆとりと安心」を看護の現場と共創します。それにより、看護の現場で組織的な学びが継続できる環境づくりを支援し、共に考え寄り添いながら看護課題を解決し医療安全に貢献します。
【報道関係者の皆さまのお問い合わせ先】
アルケア株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション課 担当:松永、高居 E-mail : pr@alcare.co.jp
