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「オストメイトのための災害対策セミナー」を開催しました

2025年9月23日、神奈川県藤沢市にて、オストメイトを対象とした「オストメイトのための災害対策セミナー」を開催しました。
いつ起こるかわからない災害に対して、日頃からどのような備えが必要なのかについて学んでいただくことを目的に実施をしました。

セミナーの内容について

当日は、在宅WOCセンター センター長/仙台エコー医療療育センター 看護療育部 顧問の熊谷英子先生と、湘南医療大学 保健医療学部看護学科 臨床看護学領域 教授の内藤亜由美先生をお招きして、オストメイトの方の災害対策についてご講義をいただきました。

熊谷先生からは、「東日本大震災の経験から学ぶ災害時のストーマケアについてーあなたを救う日頃からの備えー」をテーマに、東日本大震災時の状況や課題、宮城県におけるストーマケアに関する災害対策などについてお話しいただきました。

内藤先生からは、「オストメイトの災害対策実態調査の結果の報告」をテーマに、オストメイトの災害対策の現状と課題についてお話しいただきました。

熊谷先生も内藤先生も、「自助」の重要性を強調してお話しされていました。
「自助」とは、災害が発生したときに、まず自分自身や家族の身の安全を守ることですが、オストメイトにとって大切な「自助」の1つが、日頃からのストーマケア用品の備蓄です。ご自宅だけではなく、親戚や友人宅など複数の場所に保管する分散備蓄についてもお話がありました。

※関連情報「日々防災シリーズ② オストメイトのための災害備蓄と非常用持ち出し袋の準備と工夫」

また、当日の商品紹介の時間にはアルケアから、商品の体験を交えながら、災害時にも役立つストーマケア用品のおすすめポイントと使い方についてご紹介しました。いざというときも日頃と同じストーマケアができるように、災害時にも役立つケア用品を日頃のストーマケアに取り入れておくとよいでしょう。

※セミナー当日にご紹介した商品の一部は「日々防災シリーズ④ 災害時にも役に立つおすすめ商品」でご覧になれます。

参加者の反応

セミナー参加者の90%の方にご満足いただけました※。
参加者の方からは「備蓄はしていますが、災害はどのような状況で起こるかわからないので、改めて自分のこと(自助のこと)を振り返る機会となった。」「災害が起きた時の自分の動きや心構えなどを整理しないといけないと思いました。」「普段の心構えの重要性を改めて感じました。」「備蓄をしっかりやらなければと思いました。」といった感想をいただき、参加者の「自助」意識が高まった様子が伺えました。

※調査対象:オストメイトの災害対策セミナーアンケート回答者 n=23人 調査機関:アルケア株式会社 調査期間:セミナー終了時にアンケートを実施(9/23) 調査方法:紙面によるアンケート調査

終わりに

本セミナーにおいて貴重なご講義をいただいた在宅WOCセンターの熊谷英子先生、湘南医療大学の内藤亜由美先生、ご後援いただいた公益社団法人日本オストミー協会神奈川支部様、そして、ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

アルケアは今後も、オストメイトの防災意識向上と災害時に役に立つ継続的な情報発信と活動に努めていきます。

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