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ニュースリリース

2025年10月 1日

患者さんの姿勢と看護・ケアに関わる方々をやさしく支えるポジショニングクッション 〈プロップス・クッション〉新発売

アルケア株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:伊藤 克己、以下「アルケア」)は、ポジショニングクッション〈プロップス・クッション〉を2025101日に発売することをお知らせします。〈プロップス・クッション〉の使用シーン画像このたびアルケアは、国による「新たな地域医療構想」の推進により、在宅医療や介護施設など患者さんのケアの場の移行加速、医療・介護を必要とする方の需要増加に対する人手不足に伴う医療・介護現場の負担を軽減するため、ポジショニングの概念を再考しました。

褥瘡(床ずれ)や関節拘縮のある方だけではなく、自力で体位変換ができない方などに対して、枕やクッションなどを用いて安全で快適な姿勢を保ち、治療や検査に伴う合併症や二次的障害への対策やQOL向上のために行う、基本動作や姿勢(寝がえり、起き上がり、座る、立ち上がるなど)の維持・改善を目指すケアの一つとしてポジショニングケアの浸透に貢献します。

〈プロップス・クッション〉は、さまざまな姿勢に対応する4つの形状と衛生管理をサポートする機能を持つ製品で、複雑になりがちなポジショニングの実施と管理をシンプルにし、患者さんの姿勢と看護・ケアに関わる方々を支えます。
 アルケアは、創業以来「親切な製品をつくること」を志し、ケアをする人・ケアを受ける人の潜在的なニーズを察知して磨き抜かれた製品・情報・サービスを提供し、ケアの可能性を豊かにしていく「ベストケア」創造企業です。

※1 2025年の超高齢社会を見据え、各地域の医療提供体制を適正化する従来の地域医療構想を2024年以降の医療ニーズに対応する形にアップデートしたもの
※2 運動機能障害を有する者に、クッションなどを活用して身体各部の相対的な位置関係を設定し、目的に適した姿勢(体位)を安全で快適に保持することをいう 出典:一般社団法人日本褥瘡学会


開発に至った背景
医療・介護現場におけるポジショニングは、患者さんの姿勢を快適に保ち、症状の悪化対策において重要です。しかし、適切なクッション選びや管理、姿勢に合わせた細やかな調整が求められるため、「ポジショニングは複雑」という印象を持つ医療・介護従事者も多く、現場での課題となっています。
アルケアは、こうした現場の課題を解消すべく、シンプルかつ効果的に使用できるクッションの開発を目指しました。その結果、患者さんの安楽だけでなく、ケアを提供する側の負担も軽減する〈プロップス・クッション〉が誕生しました。

  1. シンプルなポジショニングをサポート
    広い面で身体を支える「デルタ」と「ウェーブ」、細かな調整が可能な「スティック」と「オーバル」の4つの形状で、仰臥位(仰向けに寝た姿勢)、30度側臥位(ベッドの面に対して体が約30度傾いた横向きの姿勢)、背上げ(ベッドの背中部分を上げて、上半身を起こした姿勢)などのさまざまな姿勢に対応します。〈プロップス・クッション〉の4つの商品ラインナップ説明画像
  2. 患者さんごとの身体にフィットする個別性と安楽をサポート
    クッションにかかる体重に応じて空気調整フィルターから空気が抜けることで身体に沿うようにフィットし、重さを面で支えて分散させます。これにより姿勢をより安定させ、くずれを軽減します。また、外袋にはガイド線が施されており、クッションを身体に当てる位置の目安となります。これにより、複数のケア担当者間での確認や情報共有をサポートします。患者さんごとの身体にフィットする個別性と安楽をサポートする機能の紹介.png
  3. 清拭・消毒可能で衛生管理をサポート
    クッション本体は消毒液での清拭・消毒が可能で、洗濯や洗い替えの負担が軽減でき、衛生的で管理が容易です。消毒液は、次亜塩素酸ナトリウム、消毒用エタノール、両性界面活性剤、ベンザルコニウム塩化物などに対応しています。清拭・消毒管理、軽量素材.png

  4. 持ち運びやすい軽量素材でケアの負荷を軽減
    中材に軽量な発泡ビーズ(ポリプロピレン)を使用しているため、持ち運び時やクッションを患者さんの身体にあてる際の負荷を軽減します。



概要

商品概要.pngポジショニングの院内勉強会のご案内について

アルケア株式会社について

1953年に国産初の石膏ギプス包帯「スピードギプス」の開発・製造に成功し、1955年に創業しました。ケアをする人・ケアを受ける人の双方にとって「親切な製品をつくる」という創業当時の想いを受け継ぎ、褥瘡・創傷領域、看護領域、ストーマ領域、整形外科領域の4つの専門領域で、現場ニーズを製品・情報・サービスへと具現化し、価値を創出しています。予防から社会復帰に至るまでの医療のケアプロセスを看護から支えるインフラ企業として社会とつながり、「人に寄り添う" かんご "を、世界のスタンダードに。」することを目指して挑み続けてまいります。

【報道関係者の皆さまのお問い合わせ先】
アルケア株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション課 E-mail :pr@alcare.co.jp

【商品に関するお問い合わせ先】
コールセンター 電話番号:0120-770-175 受付時間:午前9:00~午後5:30(土・日・祝日を除く)