ニュースリリース

2023年2月28日

自着性包帯キット〈デュアプレス・テンションガイド〉を新発売

圧迫固定処置におけるアドヒアランス※1の向上をサポート

医療・福祉・健康分野でベストケアを創造するアルケア株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:伊藤 克己、以下「アルケア」)は、医療現場での圧迫固定に使用する自着性包帯キット〈デュアプレス・テンションガイド〉を、2023228日に新発売します。

〈デュアプレス・テンションガイド〉は、圧迫圧をかけることができる巻き直しの手間が少ない2層式の包帯です。2層の包帯は、それぞれ異なる伸縮性と自着性※2を備えており、緩みにくい構造をとっています。巻き直しの手間が少ないため、圧迫固定に関するアドヒアランスの向上に貢献し「患者さんが自らケアを継続できる」ことをサポートします。

デュアプレス・テンションガイド商品画像.jpg

1 一般的に患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って積極的に治療を受けること。
2 「自着」とは、同種の物質のみ接着し、他の物質には接着しない特性のこと。包帯同士は自着するものの、肌や毛髪、衣服にはつかない機能性。

商品特長

1.2層式の異なる特性を持つ包帯(パディング包帯※3+ ガイド付き弾性包帯※4
内側には片面自着性・弾性糸を用いた不織布素材で伸長率60%(ショートストレッチ)のパディング包帯(白色)を巻き、外側には両面自着の伸長率150%(ロングストレッチ)のガイド付き弾性包帯(茶色)を巻きつけて、ズレと緩みのない圧迫が実現します。

※3 伸縮しない不織布に弾性糸を編み込んだ肌に触れない側のみ片面自着する包帯で、皮膚の保護・圧迫・ズレ防止の役割をもつ。
※4 伸縮性に富んだ両面自着する弾性包帯で、巻き緩み防止の役割をもつ。

2層式の異なる特性を持つ包帯(パディング包帯+ガイド付き弾性包帯)

2.扱いやすく容易な装着性
自着性により、装着時に手を離しても転がり落ちることがありません。
そのため、包帯に慣れていない方でもご自身のペースで巻くことが可能です。2層の包帯ともに、はさみなどの道具を使わずに手でカットすることができ、下肢の長さや周径に影響されずに適正な位置で巻き終えることが可能です。


扱いやすく容易な装着性/自着性により、装着時に手を離しても転がり落ちることがなく、2層の包帯ともに、はさみなどの道具を使わずに手でカットすることができます。

3.安定した装着性で圧迫効果が持続
2層の包帯同士が自着し、ズレや緩みを防止します。
立ち仕事をされている方やご自身での巻き直しが難しい方など、巻き直しのタイミングまで崩れることなく状態をキープします。

安定した装着性で圧迫効果が持続

商品概要

デュアプレス・テンションガイド商品概要

アルケアの「下肢創傷ケア」に対するサポート

圧迫固定のサポートとして、日本人の体型に合った弾性ストッキングや、誰でも適切な圧迫固定が可能になるガイド付き弾力包帯を発売し、圧迫固定において患者さんが「日常生活のなかでストレスなくケアを継続できる」アドヒアランス性と「治療方法を幅広く選択できる」双方の両立を支援してきました。
各商品を通じて、医療従事者をはじめとする多職種の方々が、療養の場所を問わず患者さんへのトータルケアをシームレスに行えることを目指しております。
今後も、傷をつくらない・傷ができても健やかな状態に戻せるケアができる、ケアを受けながらも自分らしく生きていくことができる社会の実現に貢献してまいります。

アルケア株式会社 -つなぐ手あて、ひらくケア。- 

アルケアは、やさしさや想いを大きな力に、ベストケア創造企業として、患者さんのこころに響く手あてをつなぎ、新たなケアをひらいていきます。予防から社会復帰にいたるまで、ケアをプロセス視点で捉え、整形外科領域、褥瘡・創傷領域、ストーマ領域、看護領域の4つの専門領域を展開しています。
褥瘡・創傷領域においては、外傷や外科手術による術後創傷を代表とする急性創傷、褥瘡や下腿潰瘍を代表とする慢性創傷に対し、治療の促進と看護の省力化を支える商品開発を追及しています。周術期から退院後および日常生活まで、静脈還流をサポートする弾性ストッキング、術中・術後における早期回復と処置尾効率化を目指したガーゼに代わるドレッシング材やパウチドレナージの提供、創傷管理におけるニーズに対応したシリコーン粘着技術など、独自の技術を採用してきました。
今後も治療・後療法に必要な商品のラインアップとともに、急性期と地域をシームレスにつなぐ、多職種連携の課題に向き合い、個々に応じた最適なケアで傷に対するトータルケアの実現を目指してまいります。

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