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ニュースリリース

2025年7月29日

アルケアとユカリア、医療機関と患者さん・ご家族のコミュニケーションを支援する「ユカリアメルジュ」を活用した協業の可能性検証を開始

アルケア株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:伊藤 克己、以下「アルケア」)は、株式会社ユカリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三沢 英生、以下「ユカリア」)が提供する医療機関と患者さん・ご家族をつなぐコミュニケーションプラットフォーム「ユカリアメルジュ 」を通じて、医療機関での説明に基づいた日常生活でのケア実践を支援するアルケアのコンテンツと、ケアで使用する製品に関する情報の提供を行います。
アルケアの事業領域における「ユカリアメルジュ」の有効性と実用性の可能性を、治療からケアにわたる現場で8月より3カ月間検証します。

実施の背景と目的

医師の働き方改革が20244月より施行され、医療政策の一つとして医療現場や地域連携におけるDXも推進される中、医療機関は、医療従事者の労働環境の改善や人材確保など多岐にわたる課題の解決に取り組まれています。医療メーカーのアルケアと、病院の経営支援や運営支援を手掛けるユカリアは「患者さん・ご家族と医療機関の橋渡し」「医療現場の業務効率化」「患者さんの治療に対する理解向上」という観点から、これらの課題解決に貢献することを目指します。

「ユカリアメルジュ」の主な機能には、ワクチン接種や検診受診の案内、治療内容の説明、術後のリハビリやセルフケアの方法の提供が含まれます。また、検診の受診勧奨といった医療機関のマーケティング力および訴求力の向上や、医療従事者から患者さんへの各種の説明を補完することによる業務効率化にも寄与します。具体的には、初診後すぐに案内を行い、入院前や退院後のフォローアップを行うことで、患者さんの治療に対する理解やイメージを向上させます。さらに、AIを活用することで患者さんの疑問の解消をサポートし、医療現場におけるコミュニケーションをより円滑で効果的なものにします。配信する動画やPDFコンテンツに関しても、AIを通じてフォローし、医療従事者の確認のうえ、質疑応答や補足説明を行うことで、患者さんとそのご家族の理解を促進します。

ユカリアメルジュの機能、観点についての説明図

今回の両社協業の可能性検証では、「ユカリアメルジュ」を通じた、医療機関での説明に基づいた日常生活でのケア実践を支援するアルケアのコンテンツの活用により、「医療従事者と患者さんのコミュニケーション」の一部を標準化・省力化し、医療従事者の方々にはより優先度の高い業務やコミュニケーションのために多くの時間を充てていただきたいと考えております。
また、患者さん・ご家族と医療従事者のコミュニケーションを支援するツールに両社の知見を掛け合わせることで、新たなシナジーを創出し、その効果を確認することを目的としています。

患者さんとそのご家族、医療従事者をつなぐコミュニケーションプラットフォーム「ユカリアメルジュ」を活用した「医療従事者から患者さんとそのご家族への情報提供支援ツール開発」に関する可能性検証の概要

「ユカリアメルジュ」を利用することにより、患者さんとそのご家族は治療・ケアに関する疑問や不安を減らし、また医療従事者は一部の業務やコミュニケーションを標準化・省力化することで、より優先度の高い業務やコミュニケーションに注力いただけます。これにより、医療現場にゆとりとさらなる安心を生み、医療従事者の皆さまが目指す治療・ケアの実現を共に支えます。

試行・確認期間

2025年8月~10月末 ※予定

内容

・アルケアの製品を利用する患者さんに対し、手術前からセルフケアに至るまでの必要な情報についてのコンテンツを制作し、「ユカリアメルジュ」を活用して提供する

・「ユカリアメルジュ」を活用した医療従事者と患者さんのコミュニケーションの有効性と実用性を確認する

「ユカリアメルジュ」の活用により得られると想定されるメリット

・医療従事者間で伝える内容の標準化が図れる

・動画を活用した情報提供により、患者さんの理解が促進される

・来院しなくても情報提供が可能なため、適切な量の情報を適切なタイミング・頻度で伝えられる

・各種同意書の説明・同意・保管を一括管理できる

今後の展望

・試行・確認を通じて得られた結果を元に、新たなコンテンツの制作、「ユカリアメルジュ」のコンテンツの拡充、AIのフォロー内容のフィッティングなどを行う


株式会社ユカリアについて

 

https://eucalia.jp/
ユカリアは、ビジョン「ヘルスケアの産業化」・ミッション「変革を通じて医療・介護のあるべき姿を実現する」のもと、医療・介護の現場の皆さまと共に、5つの変革テーマ「①医経分離②病院運営の最適化③患者起点のVBHCの追求④地域包括モデル⑤現場に適したDX化」を推進するため、経営支援・運営支援、デジタルテクノロジーを中心とするソリューションの提供を行っています。
本社所在地:東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング19階
事業内容 :医療経営総合支援事業、シニア関連事業、高度管理医療機器事業


株式会社ユカリア ロゴ

アルケア株式会社について 

1953年に国産初の石膏ギプス包帯「スピードギプス」の開発・製造に成功し、1955年に創業しました。ケアをする人・ケアを受ける人の双方にとって「親切な製品をつくる」という創業当時の想いを受け継ぎ、褥瘡・創傷領域、看護領域、ストーマ領域、整形外科領域の4つの専門領域で、現場ニーズを製品・情報・サービスへと具現化し、価値を創出しています。予防から社会復帰に至るまでの医療のケアプロセスを看護から支えるインフラ企業として社会とつながり、「人に寄り添う" かんご "を、世界のスタンダードに。」することを目指して挑み続けてまいります。

【報道関係者の皆さまのお問い合わせ先】
アルケア株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション課 E-mail : pr@alcare.co.jp